自己紹介と影響を受けたバンドについて
17のDAIです。需要あるかわからないですが、卒業前に自己紹介と影響を受けたバンドについて書きます。
自己紹介
- 小学3年生、ギターを買い与えられる。近所のおばさんとバンド[Fun]を結成するが、公民館のスタジオのおじさんに「フン」と発音され、即日バンド解散となる
- 同じ時期にピアノを始める。ピアノの発表会が退屈で、サビをアドリブでループし続けた結果、発表会の時間が大幅にずれ込み先生に怒られたので、ピアノをやめる。「こんなのロックじゃねえ!」とクラシックの発表会で幼いながらも反発心を覚える
- 小学校5年生からギターを習い始める。初めてひけるようになった曲は「この木なんの木気になる木」
- 小学校5年生。昼休み、スケベだったので音楽室で若いきれいな女性教員の横で毎日シンバルをたたきに行っていたら、めっちゃくちゃ嫌われるようになる
- 小学校5年生の音楽集会でドラムデビュー。処女作は「ゆきやこんこん」
- 中学校2年生でGreen Day、Franz Ferdinandのコピバンと、オリジナルバンドを公立中学校の体育館でかき鳴らす。
- 中学2年生、Linkin Parkに出会う。かっこよすぎて2か月ですべての曲の歌詞を覚えた結果、英語の成績が学年トップになる(なお数学は30点台)。ドロップC#という概念を覚える
- 中学2年生、ギターの師匠がフュージョン厨であったため、嫌気がさしてギターを習うのをやめる。ミクソリディアンスケールなんて使うかボケィとなる(このときちゃんとやっておけばよかった)
- 中学3年生、高校見学の際に軽音楽部にマーシャルがあるという理由でとある私立高校受験を決断
- 高校1年生で志望校の軽音楽部に所属。
- RadwimpsとかElleとかのコピバンを始めるものの、なにか物足りなくなる。
- 「J-popやりませんか」とスタジオに書いてあったバンドの張り紙の連絡先に連絡したらなぜか他校のヤンキー高校のメタルバンドでBullet For My ValentineのVo, Gtをやらされる
- そこから2年間オリジナル含めて、BFMV、Lamb of God等のコピーをやり、ダークサイドに落ちる。Slipknotにはまりはじめる。(久しぶりにネットで調べたらまだ活動しているみたい。音源があったけどごりごりしすぎてワロタ)
【オリジナル曲】 Mad Cow Disease - 24 Hours 【LIVE】
- 高校2年生。YouTubeででぃぐることを覚える。Toe、Special Othersにはまる
- ICU入学、1年次にTakehiro Mouriという幽霊部員とセッションして遊んでいた。Post math rockという動画を載せるものの、「Its not math rock」と外人からディスられるものの炎上マーケティングが成功し、Viewerが増える。
Post Math Rock Guitar/Drum Jam Session
- MUに2年で入部。変態(いろんな意味で)の加藤ゆりをベースに誘い、Untitled結成。
祭り前まで曲もできず、PAの皆さまに多大な迷惑をかける。バンド名も決まらなかったので、バンドはUntitledに決定。
- 2年冬、自主製作でUntitledのCDをリリース。「わたしにできること」という演劇のエンディングソングとして、利用してもらった。陣内さんプロデュース。
- 3年合宿。MU/JFKメンバーと初めてオリジナル以外の人とバンドを組む。うますぎてイキそうになった。朝6:30にめっちゃテンション高いひろきが「メタルやりましょう!!!」ってニコニコして起こしてきたときは、絶望した。
- 4年。最後の卒業ライブだけ、幽霊部員だった僕に17は声をかけてくれた。17は大変慈悲深い人が集まっていると思う。ジーザス。
影響を強く受けたアーティスト
時系列で。*は曲作りの時に影響を受けている
小学生
- 沖縄エイサー
- U2
- Guns and Roses
- Red Hot Chili Peppers
中学生
- Linkin Park *
- The Used *
- The Academy Is...
- Madina Lake *
高校生
- Slipknot
- Coldrain *
- Crossfaith
- Fact *
- Toe *
大学生
- This Town Needs Guns
- Bath *
- ChouChou *
- OrcaOrca
- Keith Jarret
†ようこそ、幽閉された世界へ...† ~いざないの二十四曲~
16のゆうきです。
僕が最も好きな音楽はヴィジュアル系です。
偏りはありますがそれなりの年月ヴィジュアル系を聴いてきたので、自分で言うのも妙ですがその情報が表面化せず卒業するのがもったいないなと考え、記事を書きました。
「ヴィジュアル系入門」的な内容ではなく、ヴィジュアル系を体系的に正しく語るわけでもなく、ただ僕が好きな曲を雑多に横断的に連ねただけです。
曲数もダラダラ多いんですが、ヴィジュアル系ということでPVを多めにピックアップしたので、視覚的に楽しんでもらえたら..
興味のある人にお読みいただけたらと思います。
- L'Arc~en~Ciel
- Laputa
- MALICE MIZER
- PENICILLIN
- JILS
- deadman
- Merry Go Round
- ムック
- emmuree
- lynch.
- MUNIMUNI
- Kagrra,
- amber gris
- 9GOATS BLACK OUT
- Sugar
- Dir en grey
L'Arc~en~Ciel
僕のヴィジュアル系聴取の原点であり、僕が音楽を聴き始めたきっかけでもあるバンド。
ラルクは80年代のブリティッシュニューウェイブとHR/HMにルーツを持っており、ヴィジュアル系のみならず様々なジャンルのバンドに影響を与えたバンドかと思います。
ヴィジュアル系バンドは全般的に聴き手を選ぶ感じがありますが、ラルクは類まれなるポップネスとコアさを共存させた音楽性で、幅広いリスナーに気に入ってもらえる音楽だと思うので、個人的に特にオススメしたい感じがありますね。
眠りによせて
メジャー1st(ビデオ)シングル。
ボサノバ調の幕開けから、サビでグランジテイストのディストーションギターが入ってくるのが独特な曲。
ビデオシングルということで、初期のヴィジュアルの麗しさが伝わってくるPVです。
風の行方
異国情緒溢れるPV。
The SmithsとかTears For Fearsとか好きな人に聴いてほしい。
ネオアコとかポストパンクっぽさあると思う。ギターソロとかはメタルの影響なんだなーと思う。
Laputa
読み方は「ラピュータ」。
ヴィジュアル系に存在する「名古屋系」というカテゴリーの、代表的なバンドかと思います。
僕がヴィジュアル系に求める「ダーク・ハード・メロディアス」の理想的な形であります。
MALICE MIZER
読み方は「マリス・ミゼル」。
今やバラエティ番組でも市民権を得た(?)Gacktがかつて在籍していたバンドです。
deadman
ヴィジュアル系で最も好きなバンド挙げろと言われたら筆頭に挙がります。名古屋系バンド。
ギターaieはNirvanaからめちゃめちゃ影響を受けていて、グランジ感ある乾いたサウンドとフィードバックノイズを、独特の世界観に昇華しています。
オルタナ好きに聴いてほしい。
asthenia bullet stain
この曲のAメロ、NirvanaのFrances Farmer Will Have Her Revenge On Seattleにめちゃめちゃ似てませんか。たぶんオマージュなんだと思う(Nirvanaのオマージュがいくつかある)
Nirvana - Frances Farmer Will Have Her Revenge On Seattle (Subtitulada en español) - YouTube
Merry Go Round
桜の満開の木の下で
名古屋系バンド。
ヴィジュアル系にエログロ・猟奇性を取り入れた先駆けと言われています(ヴィジュアル系全体に普及させたのはDir en grey)。歌詞がちょいアブナイので視聴注意です。
しかし、個人的に技術もセンスもめちゃめちゃ高いと思う。
先述のdeadmanのボーカル眞呼がローディをしていたそう。
ムック
emmuree
amber gris
9GOATS BLACK OUT
宛名のない手紙 (Melancoly pool)
ライブバージョンです。音源版とはアレンジが違うんですが、このバージョンが本当に好きで。硬派で丁寧な歌と演奏で、めちゃうっとりする。
このバンドは全然チャラチャラしてなくて好きですね、最後のボーカルryoの誠実なMCが印象的です。
サポートドラムは元Plastic Treeのササブチヒロシ。繊細だけどバシッとキメてて、良いのです。
Sugar
メンバーはフュージョンを学んだそうで、抜群の技術力です。
ジャジーなエッセンスがヴィジュアル系の耽美な世界観を後押ししていて、説得力がある。
悲しみに眠る陽だまり
サックスをフィーチャーした曲。ギターのカッティングも心地いい。
個人的に、東京スカパラダイスオーケストラの「美しく燃える森」に似た哀愁を感じています。
東京スカパラダイスオーケストラ / 美しく燃える森 - YouTube
Dir en grey
最後はDir en greyです。
書いておきながらですが、めちゃめちゃ怖いのでオススメしません..
MUSIC STATION初出演のとき、タモリさんもドン引きの痛々パフォーマンスをかまし、直前にクレヨンしんちゃんを視聴していた子どもが泣き保護者から苦情がくるという伝説があります。めちゃめちゃこわい。
僕は中学2年生のとき「GAUZE」というアルバムを買って、あまりの衝撃に数日間落ち込んでいました。
(しかしその後ハマッてヘヴィーリッスンしてた、こわい)
しかし僕の中でディルの功績は大きくて、エクストリームな音楽とか恐怖系の音楽への耐性の下地を作ってくれました。なんか大体の怖い音楽が聴けるようになった。
ココに貼るのはフツーにヴィジュアル系っぽさある曲です。
偏見と偏見と偏見に基づくジャズのすすめ
こんばんは、19パーカッションのたけしです。
いやしくもJAZZの名を冠するサークル内でジャズのジの字も出ないのは悲しいな…という思いで、そうだ、ブログでジャズを紹介しよう!…と思ったのですが、パートや音楽遍歴の都合で、いわゆる古き良きジャズの歴史を踏まえた「ちゃんとした入門記事」は困ったことに書けっこない!どうしたものか、付け焼刃でもswingの何たるかとか説明しようか…とも考えたのですが、そんなのはwikipediaでも見ればいい話なので、開き直ってくっっっっそ偏った自分のジャズ趣味を垂れ流すことにします。読んでくださった方がどれか気に入ってくれて、ちょっとでもMU/JFKのジャズ談義が盛り上がればいいな かしこ
そんなわけで、「ジャズらしいジャズ」はあんまり触れられませんが、フュージョン寄りのとかファンキーなのとか、はたまた頭おかしいやつとか、紹介したいのを紹介したいように好き放題趣味丸出しでばんばん貼っていきます。パーカッション入ってる比率が異常に高いのと、時間帯のせいで深夜に聴きたい感じのやつが多いです、ごめんなさい。演奏の方も盛り上がったらいいなと思っているので、できるだけ、何となーく(理論上は)MUJFKの枠内で組めそうな感じの編成のものに絞っています。
言わずと知れた名曲。チック・コリアはジャズ好き以外にも人気の高いジャズ・ピアニスト(ご存命!!)で、代表曲Spainは色んな人に色んなアレンジでカバーされています。哀愁あるイントロから一転アップテンポになり、フルートやコーラスの柔らかい音色やトリッキーなフレーズがラテンのベースラインの上に広がって、要所要所で手拍子とともにキメが入る。ドラムはジャジーなレガートをしてるんだけど、コード楽器の音の埋め方がなんとなくフュージョンっぽい。色んな要素を取り込んで一つのストーリーに落とし込んだ怪作です。のっけからジャズとは何ぞや
Spainといえば、ついこないだ亡くなってしまったジャズ~R&Bのヴォーカリスト、アル・ジャロウのカバーが大好きなので、ついでにこれも乗っけておきます。こちらはSpainのメロディラインに歌詞をつけて歌っていて、ちょっとブラックミュージックっぽい感じもプラスされています。アルは管楽器よろしくのテーマアレンジやバッキングなど、「"フロント"としてのヴォーカリスト」かくあるべし、という風格です。RIP…
- McCoy Tyner - Horizon McCoy Tyner - Horizon - YouTube
マッコイ・タイナーは、モダンジャズの巨人ジョン・コルトレーンのバンドで活躍したことで有名ですが、コルトレーンがフリージャズに傾倒し始めるとこれを嫌がって別離。そうした背景もあってか、明確なメッセージ性を感じさせる壮大な曲風が多いです。Horizonでは高貴なバイオリンのメロディを前に押し出す一方、パーカッションの泥臭さも常に匂わせ、しかし場の支配権は強力な低音を隠し持つピアノが握っている…という重層的なアンサンブルが展開していて、明暗の鮮やかな壮大な風景画を見ているような気分になります。
- John Coltrane - Giant Steps Giant Steps - YouTube
不用意にコルトレーンの名前を出しちゃったから紹介しなきゃじゃんか!コードに沿ってうねるように展開するコルトレーンのサックスソロ、四部音符に乗せてアドリブで音を選びながらコードを提示し続けるウッドベースのウォーキングや、ライドをswingのリズムで打ち続けるドラムのレガート等、ジャズ楽器がいわゆる一般的なジャズ奏法をしているので、その意味でジャズらしいジャズです。コルトレーンの偉業はまさにそうしたスタイルを確立したことであり、まさに彼の音楽史に対するGiant Stepsを物語るような曲です。ボロが出そうなので続きはwikipediaで。
- Avishai Cohen - Caravan Avishai Cohen - 'Caravan' Live at the Blue Note - YouTube
アヴィシャイ・コーエンはイスラエル出身のベーシストで、この記事で初めに紹介したチック・コリアをして天才と言わしめる才能の持ち主。中東的な異国情緒が匂い立つ独特のアレンジが魅力です。オリジナル曲もどれもいいですが、これはジャズを芸術の域に高めたとされる怪傑デューク・エリントンによる黎明的なラテン・ジャズ、"caravan"のカバー。原曲の非西洋的なメロディをベース主導でさらに昇華させ、現代的でしかもうさんくさい絶妙な世界観を作り出しています
あ゛ーーーっエリントンに言及してしまった……ということで原曲も紹介しておきます。デューク・エリントンは、ジャズの父とも言われるように、「A列車で行こう」"Take the A Train"や、ディズニーでおなじみの「スウィングしなけりゃ意味がない」"It Don't Mean a Thing if It Ain't Got That Swing"など後世に残る多くの曲を残しています。「いわゆるジャズ入門」はこのあたりから始めるのが吉…?
- Incognito - Always There Incognito - Always There - YouTube
聴きやすいゾーン。2月ライブでもやりましたインコグニートです。イギリスにおいてクラブ文化から飛び出した「踊るためのジャズ」がアシッド・ジャズで、インコグニートはそのパイオニアの一つです。ファンクやソウルなどのブラックミュージック的要素を取り込んでいるので、縦乗りで踊れます。ただ、このAlways Thereみたいに、こうやってライブとかでイントロをインプロビゼーションでひたすら引き延ばすあたりがジャズだなあという感じ。
- Electro Deluxe - All Alone Electro Deluxe - Live Session Ep.01 - "ALL ALONE" - YouTube
エレクトロ・デラックスはゼッタイJFKでやるべきだと思うの!!応援するよ!!(パート的に蚊帳の外)今まさに脂の乗ってるフランスのジャズ・ファンクバンド。年末にブルーノートまで聴きに行きました、泣きながら踊ってた
インコグニートなんかと比べてちょっと洗練されてる感じがするのが現代のバンドという感じ、それでもお上品にならず踊らせに来るグルーヴ感とか、特にAll Aloneの場合お腹の底に訴えるようなヴォーカルが最高ですね
- Weather Report - Havona https://youtu.be/sMQUFvv0WRY
Havona、これはやっぱり明け方に聴くのが最高ですね!!!!!(現在時刻5:20) ウェザー・リポートもまたジャズ・ファンクに分類されることがありますが、こちらはより「制約を取っ払ってる」感じがあるので少しジャズ寄りですね、ジャズ・フュージョンって言った方がしっくり来る。この頃のウェザー・リポートは、ベーシストとしてジャコ・パストリアスという奇才を抱えていて、この、つかみどころが無いようでいて、それでもどうしようもなく熱いものを秘めているような曲調は彼のアレンジ能力によるところが大きいと思います。
- Jaco Pastrius - (Used to Be A) Cha Cha (Used to Be A) Cha Cha - YouTube
と、いうわけでジャコの曲で好きなやつを紹介しておきます。フュージョン?ロック?ラテン?プログレ?高い即興性をもってとりあえずジャズとしておきますが。ジャコは非常にクリエイティブな才能の持ち主で、コンボ、バンド、ビッグバンドなど様々な形式において、それぞれの枠組みに沿った形でジャンルの制約を取っ払ってクールで熱い独自の空間を作り出します。私事ですが、去年はこの人の曲がやりたい一心で青学のビッグバンドに参加していました。大好き。
- Gil Evans - Prince of Darkness Gil Evans Orchestra - Prince Of Darkness (Live:Sweet Basil) - YouTube
最後はギル・エヴァンスを紹介して終わります。基本的に実験的な作曲をする人で、中には後世のジャズ愛好家にすら失敗作とみなされるような曲を作ることもあるのですが、既存のジャンル、既存のスタイルという制約をゆるめることで、表現したいものに近づこうとする姿勢で一貫している作曲家です。私がビッグバンドに居た頃散々やらされたアーティストで、はじめはなんだこの意味不明な曲たちは、という感じだったのですが、それでも演奏しなくちゃいけないからとこちらから手を伸ばすにつれ、その表現に込められた底知れないものの熱さを感じ取ることが多くなり、そういう経験が自分の音楽観を少し変えてくれたと思っています。Prince of Darkness、比較的分かりやすめな曲を選んでみたつもりですが、どのような曲に聴こえますか。もしよかったら感想お待ちしてます。
と、いうわけで好き勝手紹介してみました。重ねていうように選曲がめちゃくちゃ偏っているのと、JAZZの世界自体がべらぼうに広くべらぼうに深いものなので、JAZZへの入り口として無限個あるもののうちの1つになればと思ってます。あと本記事は私のやりたい曲/アーティストのリストとニアリーイコールなので、バンドのお誘いお待ちしてます。お目汚し失礼しました!おやすみなさい!!
Plastic Tree 『トロイメライ』 (2002)
日本のヴィジュアル系シューゲイザー/オルタナティブロックバンドの4枚目のアルバム。
僕がPlastic Treeの中で一番好きなアルバムです。
1. 理科室
2. グライダー
3. 蒼い鳥
4. 散リユク僕ラ
5. ペットショップ
6. 懺悔は浴室で
7. 赤い靴
8. ガーベラ
9. 千葉市,若葉区,6時30分。
10. プラットホーム
11. Hello
12. 雨ニ唄エバ
魅力は「従来のPlastic Treeらしい世界観は踏襲しながらも、ヴィジュアル系らしい非現実感ではない、現実と地続きなダークさを感じさせる点」です。
それまでのPlastic Treeはいわばオカルト的な世界観が強く、モチーフは壊れた人形・クローゼット・幼少期のトラウマ・サーカス・猫の死体など(ここら辺厳密ではないです)、非現実とまでは言わないまでもダークな物語という感じがありました。
今作からは歌詞に現実を感じさせるキーワードが並んでて、それまでのファンタジーっぽい感じはなくなりました(メンバーの名義もよくあるヴィジュアル系っぽいアルファベット表記から漢字フルネームに変更)。しかし詩の内省的な感じ、神経質で病的な感じはそのままで、だからこそダークな感じがより現実味を帯び、気味悪い印象を与えられます。僕はそこがとても気に入っております。
あとはその世界観をそのまま表現するようなアルバムジャケット。空想っぽく見えながらも、別世界のものとは何処か思えない感じが本当に素敵な写真だと思います。
(ちなみにこの写真は「寫眞館ゼラチン」という写真家によるものです)
http://gelatingelatin.wixsite.com/shashinkangelatin
肝心の音楽性ですが、シューゲ・オルタナサウンドをベースに、普遍的な邦楽ギターロックバンドにより親和性がある感じのサウンドになった感じがします。メンバーのルーツ的にART-SCHOOL、Syrup16gあたりの邦楽ロックが好きな人は理解を示してくれそうな感じがします。
あとは重々しく汚いグランジテイストなディストーションが度々フィーチャーされているのも特徴です。一見ミスマッチな浮いた使われ方なのですが、僕がPlastic Treeに個人的に感じている「バンド小僧」感が出てて大好きです。いろんなジャンルのロックを聴いて、自分がカッコいいと思ったサウンドは意欲的にぶち込んでいく感じ。
ちなみにPlastic Treeはこんな人たちです
むかし
さいきん
以下曲紹介です。
#1 理科室
youtu.be
一曲目にして一番好きな曲。
理科室というモチーフがすでに内省的・病的な感じを醸し出しまくってますよね。
サビの目の詰まったようなディストーションサウンドと分厚いライドシンバルの荒々しい刻みがせつない。
歌詞が好き。
わかりあう事が愛だって聞いた。それが本当ならみんなひとりぼっち。
ずっと、ずっと。
#2 グライダー
youtu.be
夏っぽさと自殺願望のイメージ。
歌メロはキャッチーでちょっとかわいい感じなのが不気味です。最高。
センチメンタル、感じながら飛んでくよ。
僕はグライダー。
そっちまで行くから。そっちまで行くから。
こんな風に、ほら。こんな風に、ほら―――。
魅惑の中国語歌詞、〜中国、台湾バンドのススメ〜
どうも、19のかけこーです。初投稿のお題とは到底思えませんが、まあ是非見ていって下さい。
中国、台湾の音楽に関してどのようなイメージを持っていますか? 多くの人は想像をしたことすらないのではないかと考えています。というわけで今回は中国語歌詞の中国、台湾バンドで良いなと思った曲を紹介していきます(殆ど台湾です)。因みに中国語さっぱりわかりませんが、中国語独特の発音が好きなのでこういうテーマでディグりました。ざっくりと、後半にいくにつれ有名だったり、個人的に注目したいバンドとなっております。(おまけもあるよ)
- 傷心欲絕 - Skinhead 傷心欲絕 - Skinhead - YouTube
一曲目は元気よくパンクです。ブルハみたいな感じ。馬鹿らしいけどハッピーになれるような魅了があります。ちょっと聞いたらすぐああ、こういう曲かってわかるくらいには単純で安心します。
- 自由落體 Freefall - 努力的人 Hardworking Man 自由落體 Freefall - 努力的人 Hardworking Man - YouTube
テクニカルっぽいギターが印象的な、ほぼインストの曲。picture of herとかをもう少し跳んでる感じの曲。一曲目がパンクだったので耳安めに良い曲だと思います。
- 午夜乒乓(MidnightPingPong) - 青春激烈物語 午夜乒乓 - 青春劇烈物語 (official video) - YouTube
そもそもmidnightPingPongっていうバンド名が良いですよね、その時点で好き。ギターの刻みが小気味いい。ボーカルの真っ直ぐな声にも惹かれるし、言葉はさっぱりわからないけど感情は伝わってくるのでいいバンドです。メジャー進行ではあるけどどこか青春の切なさや、もどかしさのようなものを感じます。
- 透明雜誌 - 世界還是毀滅算了 世界還是毀滅算了 - YouTube
このバンドは台湾のナンバガとか言われてるらしいけどナンバガをそこまで知らないのでなんとも言えません。この曲に限っては他とはちょっと違い、ボーカルが上で長く緩やかに歌っているのに対してディストーションギターが同じフレーズを繰り返しててそこが好きです。最後に向けて広がって、ボーカルも同じく上がって行くところなどパンキッシュに感じます。午夜乒乓に比べると音が多く、いい意味で広く聴かれそうですね。実際こっちは凄く人気。
- 透明雜誌 - 透明雜誌FOREVER 透明雜誌 - 透明雜誌FOREVER (OFFICIAL VIDEO) - YouTube
同じく透明雜誌から。こういう曲調の方が、一つ前の曲より多いです。非常に構成がはっきりしてて聴きやすく、アジカンとかそういう感じ。チャキチャキとしたギターとハイハットは聴く身体を軽くしてくれる感じがしました。
- 草東沒有派對(No Party For Cao Dong) - 山海 Wayfarer 草東沒有派對 No Party For Cao Dong - 山海 Wayfarer [Official Music Video] - YouTube
このバンドも結構有名みたいです。これを聞いた後はその余韻と周りの静けさや自分への無関心さを肌から感じることができるような曲を作っていると感じました。べたりと纏わりつくような油絵具の深い紺です(?)。アルペジオと吐き出すような歌から始まる曲は最初を聞いただけで哀しい何かを感じるインパクトを持っています。そしてそれがサビで解放されるような感じです。サビ中のブレイクのような所と1サビあとのギターが好きです。
- 草東沒有派對(No Party For Cao Dong) - 情歌 草東沒有派對-11情歌 - YouTube
ギターの音の揺れがなんとも言えない心の揺れを作ります。 ギターの静けさと、心の芯からの叫びから始まるこの曲は、単純ながらもその力強さで飽きさせないものです。最後のトレモロからの流れ、そこで終わるかというその音に後ろ髪を引かれるような感じ。
おまけ - おまけでは台中のバンドではあるけれど、英語の歌詞、インストである今回の条件から若干はみ出したけど紹介したいバンドの曲を紹介しています。よかったら聴いてみてください。
- I Mean Us - I Don't Know I Mean Us - I Don't Know (Demo) - YouTube
おまけその1。なぜおまけかと言うと、英語の歌詞だからです。でも歌詞見るまで何語かわからなかったくらいにはボーカルが埋まってます。ポストロック的な感じがしますが、割と淡々としててアンビエントのような?まあ正直ジャンルとかよくわからないのでその辺はわかる人が教えてくれるでしょう。まだまだでてきたばかりの台湾バンドですけど、魅力を感じます。
- 惘聞(wang wen) - Rain Watcher Rain Watcher-惘聞(wang wen) - YouTube
ポストロックです。今度日本のフェスに出ます。なんだこの作業用bgmって感じなんですけど、最後にはしっかりとポストロックらしい昇華をします。終始優しい感じなのでちょっと疲れた時とかに椅子に深く腰掛けて軽く目を瞑り聴けるバンドだと思います。
以上です。好きなバンドがあれば幸いです。是非オススメの台中バンドを教えて下さい。