やっぱり私はポップス育ち 〜少しのジャズを添えて〜
ID17の渡辺です。
他の方々から見て、私の好きな音楽ってどう映ってるんでしょうか。
派手めファンクだとか、はたまた絵に描いたようなポップスか…
実は音楽のジャンルがどう分類されているのかを全然知らずにここまで来てしまったので、「どんな音楽が好きか」と聞かれると自分でもよくわかりません
それでも幾つかは存在する、好きで思い入れのあるアーティストや曲についてつらつら書きたいと思います。長くなりますのでご了承ください、、、
目次
▽アイドル音楽はいいぞ
>ジャニーズ編
幼少期に親が聞いていた音楽に影響を受けることは少なからずあると思いますが、私の場合はそれがジャニーズでした。
中学生の頃ドンピシャではまっていたのはNEWS・テゴマス・Hey!Say!JUMPあたりなのですが、今回はそれより少し上の世代の曲を…というのも、ジャニーズはかつてトラックにこれでもかと金をかけていたので豪華なバックバンドや多様なオマージュが満載で聞き応えがスゴイのです
SMAP
SMAP - $10
外部アーティストとのコラボや楽曲提供が特に顕著なのはSMAPです。
The Brecker BrothersのMichael Brecker(Sax)やRandy Brecker(Tp)、昨年9月にSTEPS AHEADとして来日しているMike Mainieri(Vib)、JBやSteely Danとも共演経験があり、昨年の矢野顕子公演で私が一目惚れしたベーシストWill Lee等々、ジャズ・フュージョン界のそうそうたるメンバーを集めたバックバンド”Smappies”は今なお評価されている、そうです(Wikipediaの受け売り)
Will Leeについてはこちらを
上に挙げた「$10」は、そんなSmappies全盛期の中からお気に入りの一曲です。
また、その時々流行りのアーティストから楽曲提供してもらうことが非常に多く、ざっと挙げただけでもこんなに・・・
桑田佳祐/佐藤伸治(フィッシュマンズ)/スガシカオ/キリンジ/中田ヤスタカ/山口一郎(サカナクション)/相対性理論/椎名林檎/LOVE PSYCHEDELICO/津野米咲(赤い公園)
書くにあたって参考にしたこのブログに詳しくまとめてあるので、提供楽曲から興味を持ってもらえれば本望です
Kinki Kids
続いてKinki Kids、といえばやっぱり夏合宿の「硝子の少年」が一番印象的でしょうか…あの曲は山下達郎提供によるもので、他にも「ジェットコースター・ロマンス」等があります。
そんな中で私が最も好きなKinki曲が「雨のMelody」
Kinkiの曲はどこか歌謡曲のテイストが含まれるものが多いのですが(特に初期)、ジャニーズお得意のラテンテイストのギターが入る曲はこの辺りが原点だったりするかも。
アイドル音楽の良さのひとつに、同じアーティストで多様な雰囲気の曲がいっぺんに楽しめることがあります
ハイスピードなシャッフルビートが気持ちいいおしゃれビッグバンドサウンドの「Secret Code」
アルバム曲ながら”Pick Up The Pieces”(Average White Band)や”That’s The Way (I Like It)” (KC&The Sunshine Band)のオマージュが存分に含まれた、存在感抜群のファンクナンバー「Back Fire」(動画2曲目)
などなど、オススメ曲は尽きません。Kinkiの音楽性についてはこのブログの考察が面白いです
堂本剛 - T&U
また、堂本剛氏はかなりディープなファンク好きで、彼のソロ曲はブラック臭がめちゃめちゃ強くて最高です。
上の動画は昨年5月Mステ出演時のもので、地上波では目に余るほどのブラックさに界隈がざわつきました。
彼のソロ名義ENDLICHERI☆ENDLICHERIと併せて、どうぞ宜しくお願いします
そうこう書きながら実は一番ジャニーズで好きなグループはV6だったりするんですが、話し出すと止まらない上に音楽性からどんどん離れてしまうので割愛します。
…と思ったけど、伝説の番組「学校へ行こう!」で使われたこの映像だけ見てくれると嬉しいです
V6
>ハロプロ編
これまでは女性アイドルをなんとなく敬遠してきたのですが、ハロプロ沼にドボンしたのが2016年初頭。何って、可愛さやダンスはもちろんですが音楽がめちゃめちゃ良いんです…
モーニング娘。
モーニング娘。 - インスピレーション!
かの有名な「恋愛レボリューション21」のカップリングなんですが、B面にしておくのは惜しいほどの重厚な"つんくファンク"です。
16ベーシスト斉藤くんもオススメの一曲、生音のホーンセクションとバキバキスラップベースが最高。
要所要所に入る吐息とセリフはハロプロ文法の基本です
こちらは比較的最近のファンクナンバー。こうして見ると私はアイドルファンクが好きなのかもしれないですね、ダハハ
つんく氏はファンクに造詣の深いお人で、こういう曲調が大得意なのですが、中でもこの曲はサビ終わり(「もう離さないで~」)の裏のベースラインに”Everybody Dance” (Chic)の音を使うなど、にくいことをしてくれます
Juice=Juice
Juice=Juice - ロマンスの途中
つんく曲の魅力に気付いたら、ぜひこちらも聞いてほしい!
Juice=Juiceという別グループの曲なのですが、つんく氏のファンクPOP真骨頂といった具合です。
ちなみにこの映像は全部生演奏で(打ち込み全盛期の昨今、音の厚いアイドル曲を100%バンドで再現するのは大変難しいのです)、ベースにハマ・オカモト氏を迎えて披露されました
このJuice=Juiceですが、ハロプロ随一の実力派シンガーが揃ったユニットで、ライブパフォーマンスは圧巻です。
上に挙げたモー娘。の「インスピレーション!」も何なくカバーしています。良い。
アンジュルム
アンジュルム - 出すぎた杭は打たれない
ファンクばかりでもつまらないので、ロックテイスト推しのグループ:アンジュルムから一曲。
アンジュルムは近年つんく以外の外部クリエイター曲が多く、この曲はゴリゴリの2バスでメタルとかハードコアのテイストに近いのかな?前ひろきに聞かせたら「いいね」いただきました。
モーニング娘。’17
モーニング娘。’17 - ジェラシージェラシー
おまけにもう一曲、趣向の違う曲を
なんとなく音楽やってる人って詞より曲に惹かれる方が多いのかなと思っていて、私もその節があるんですが、この曲は詞にめちゃめちゃ惹かれて今年イチの個人的ヒット曲になりました。
サークル生活の中で切っても切り離せなかった「嫉妬」という感情があって、嫉妬深い自分の惨めさに押しつぶされそうになることが幾度もあったのですが、この曲はジェラシーこそが自分を高めてくれる、と肯定してくれました
4年間(もっと言えば音楽を始めてからずっと)感じていた劣等感に対して正解をくれた曲のような気がします。
▽中田ヤスタカという天才
初ミーティングで聞かれる「好きなアーティストは」、正直バンドとかめっぽう聞かない自分にとって地獄でしたが、「Perfumeとかcapsuleとか聴いてます」って乗り切った覚えがあります。
Perfume
このCMで衝撃を受けたのが出会いのきっかけでした、もう9年前・・・!
当時は徳間ジャパンからCDをリリースしていて、今とは異なりYouTube公式アカウントもなく必死に過去の曲をディグってました。
思えば初めて自分でチケットを取って足を運んだライブはPerfumeでした、懐かしい~
せっかくの紹介記事なので、古い曲やカップリング曲などマイナーどころを載せますね
Perfume - パーフェクトスター・パーフェクトスタイル
Perfumeが解散の危機に面したとき、最後の一曲になるかもしれない中で中田ヤスタカ氏が書き下ろした大切な曲、という噂があります。詳しくはこちら
それを踏まえて聴くと、もともと良い曲なのですがさらにぐっと来るものが、、、
Perfume - だいじょばない
2013年の「Spring Of Life」からユニバーサルに移籍して以降海外展開や大型タイアップが増えた中、ドラえもんの映画主題歌となった「未来のミュージアム」のカップリング曲です。
「未来のミュージアム」がかなりのポップさで物足りなさを感じたと思いきや、攻めに攻めた音の羅列が畳み掛けてくるこのカップリングにヤスタカやるじゃん!!!!!とテンアゲだった記憶
「だいじょばない」のようにポップとテクノさがいい具合に融合した塩梅の曲が好きなので、中3当時Perfumeを辿って行き着いたcapsuleは中期(2006-07あたり)がお気に入りです。
capsule
capsule - FRUITS CLiPPER
14キックアウトライブで演った「Starry Sky」や「Sugarless GiRL」もこの頃の曲。
私が勝手に分類してるcapsuleの傾向は以下の通りです。
最初期(01-02):ただのJポップ
初期(03-05):レトロポップ路線(今のきゃりーぱみゅぱみゅが近い)
中期(06-07):テクノ化への過渡期
後期(08-12):ゴリバキテクノ
今のcapsuleはかなりゴリゴリバキバキのイメージですが、2008以降(勝手に後期としてる)の傾向なので、実はバキバキ歴史はそこまで深くない。
多分、2008年頃にPerfumeがメジャーになってきた反動でcapsuleがバキバキしてきたんだと思ってる、ついでに言うときゃりーちゃんが出てきた後はPerfumeもゴリってきた。
もしcapsule聞いてみたい人がいたら、取り敢えずベスト盤の音源をあげるのでそこから好みの曲を教えてもらえればどの辺りのアルバムがいいかお勧めします。
あとはLIAR GAMEのサントラなんかも聞いてもらえるといいですね
▽Blue Noteバイトは有益でした
現状、サークルへ還元できそうな音楽を全然紹介できていないので、ブルーノートでバイトを始めてからいいなと思ったアーティストを幾つか挙げます。
ちなみに、祭で演ったMatt Bianco(Mark Reilly)meets New Cool Collectiveも、4月頃ブルーノートでたまたま玲子と見に行ってええやんってなって演ることに決めたアーティストだったりします。
GoGo Penguin
GoGo Penguin - Hopopono
イギリスのコンテンポラリー寄りなピアノトリオ、昨年のBlue Note Jazz Festivalにも来てました。行きたかった・・・!!
どうやら私はギターよりピアノ多めな曲が好きなのですが、スムースジャズ並みのヒーリング…かと思いきやどことなく焦燥感とトリップ感を感じさせるGoGo Penguin、眠れない夜や一人で物思いにふける時に最適です。
あと、これまでピンと来なかったウッドベースに惹かれたバンドでもあります。弦を弾く音が鮮明に入ってるのがとても良い。
GoGo Penguin - v2.0(Full Album)
CDの入手が難しく、現状私はもっぱらYouTubeで聴いてます(ダウンロード版よりは手元に置きたい派)
これの3曲目とか、スネアの粒が心地よくてうっとりする
The Hot Sardines
The Hot Sardines - Bei Mir Bist Schoen
20年代~の古き良きジャズを現代風にアレンジした、今注目のニューヨークのジャズバンド。
レトロ、ノスタルジック、洒落っ気…ちょっと気取った気分になりたい時にぴったりの曲です。
今のJFKに足りないジャズ成分を、ぜひこんなバンドで補っていただきたい…!
Jacob Collier
Jacob Collier - Don’t You Worry ‘Bout A Thing
YouTubeやニコニコにありがちな「全部俺が弾いてみた」曲の究極形ひとりオーケストラ、Jacob Collier。
Herbie HancockやChick Coreaも絶賛する彼の演奏は、 動画としての完成度もさることながら、ライブではルーパーを駆使しながらリアルタイムであらゆるパートの多重録音を重ねていくんです、一人で。スゲエの一言です。
しかもなんかこないだグラミー取ってたんですけど、94年生まれの同い年なんですよね…マジかよ…
Snarky Puppy feat. Jacob Collier & Big Ed Lee - Don’t You Know
もともとはピアノ弾きで、Snarky Puppyとコラボしたこの演奏ではその才能をいかんなく発揮してます。
こんだけ音楽の才能に溢れててしかも顔も可愛いとか、本当は世紀の自己中だとかクソ運動音痴だとかじゃないとバランス取れないでしょ、神様
大きなくくりに入れられなかったけど好きなアーティストは他にもぽつぽついるのですが、キリがなくなりそうなのでこの辺にします…!
聴いてみたいアーティストいれば音源あげたり曲教えたりできると思うので、なんか一個でも引っかかってくれたら大変嬉しいです。
ただいま午前3時を回りました、結構書くの時間かかったけど楽しかったです。
他の人の記事読むのも楽しみにしてます!まとめてくれたゆうきくん、ありがとう~~